No Dog No Life

脳出血の後遺症で脚を悪くしたステイホームなオヤジと2匹のワンコの Slice of Lifeです。

アレンくんが前庭障害になった件

 

 

ある日の夕方我が家のイングリッシュ・ゴールデンレトリバーのアレンくんが突然嘔吐して立てなくなりました。

家族一同動揺して家から車で30分のところにある緊急動物病院、ここは夜間診療もやっているところですが、この緊急動物病院に運び込みました。

 

お医者さんの診断は多分特発性前庭障害であろうと言うことでした。診断の根拠はアレンくんの両眼の黒目が左右に激しく揺れ、涎が止まらないという症状です。

前庭障害と言うのは、症状的には、内耳の構成器官である三半規管に隣接する前庭というところが障害を起こして目が周り立てなくなる病気だそうです。メニエル病と同じ種類のもので、運動機能に障害が出るそうです。

 

特発性ということは、はっきり言えば原因不明ということだそうです。原因は脳の腫瘍が圧迫して起こることもあるし、脳梗塞であることも。

 

前庭障害は特に治療薬はなく、数週間から数ヶ月経過すると、自然と治るケースも多いんだそうです。

原因が悪性腫瘍だった場合は治らないわけだし、死に至ることもあるでしょうけど。

 

原因特定のために、できるだけ早く、かかりつけの動物医に見てもらってくださいと言われトボトボと帰ってきました。

 

アレンくんは、イングリッシュ・ゴールデンレトリバーの中でも大きい方で、体重は45キロもあります。火事場の馬鹿力とはよく言ったもので、行きは妻と長女がやっとこさ車に乗せて緊急病院には運びましたが、帰りが車に乗せるのに大変だった由。

 

私は足に障害があるシニアなので、何も手伝うことができず、家に留守番、もう一匹の愛犬のステラ嬢を見ていました。ステラは、両眼とも盲目で目が離せないのです。

 

女子2人の力ではどうにもならないので、働くようになって家を出て1人暮らしをしている長男に何とか都合をつけてもらって帰宅してもらい、翌日、かかりつけの動物病院に、アレンくんを連れて行きました。

 

症状は前庭障害ですが、原因は多分脳梗塞であろうと言う主治医の診断でした。

 

びっくりしましたが、犬の脳梗塞と言うのは、人間ほど、クリティカルな病気では無いと聞き、少し安心しました。MRIをとれば、脳梗塞の有無はわかりますが、老犬には体に大きな負担となるため、避けた方が良いだろうと言うことでしたので、MRIはやめました。

 

アレンくんのような大型犬をこの病院に連れて行くのは女子だけでは無理なので、主治医の知り合いの往診専門の動物医を紹介してもらいました。

 

この先生がとても良い先生でほんとに助かりました。

 

続きは次回に。